【番外編】不妊治療を嫌がる男性を説得するために

不妊治療を嫌がる男性を説得するための情報や、実際に説得した方からの口コミなどをご紹介しています。不妊治療は夫婦で取り組むもの。お互いに納得した形で不妊治療が行えるよう、ぜひ参考にしてください。

不妊治療を嫌がる男性たちの声

妊娠にはタイムリミットがある

男性側に嫌がられると説得するのは難しいですが、妊娠にはタイムリミットがあります。30代前半であれば不妊治療で妊娠できる確率は19.9%ですが、40代に入ると7.7%まで減少。

年齢とともに卵子だけでなく精子も老化するため、男性側の承認を待っているうちにますます妊娠しにくい年齢に突入してしまいます。そうなる前に検査を受けることが重要です。

男性不妊検査を後回しにすることで失われるお金

検査の結果をもとに排卵日をドクターが推測し、妊娠しやすい日を狙って性行為を行うのがタイミング法。このタイミング法を6か月・月3回行ったとすると、3万円×6か月で18万円ほどの費用が必要となります。

男性不妊検査を後回しにすることで失われる時間

男性不妊の検査を後回しにした場合、夫婦そろって治療ができる時間はどんどん失われていきます。もしタイミング法を月に3回ほど行ったとすれば、6か月で約27時間のロスとなります。

男性不妊検査を受けた夫婦の声

男性不妊チェックリスト

以下のチェックリストに1つでも該当するものがある場合、男性不妊の検査を受けたほうがよいでしょう。

男性不妊の検査・治療が充実している病院リストはこちら

不妊治療を行うことによって考えられるリスク

不妊治療の方法によっては、多胎を発生させてしまう可能性が高くなると言われています。

  • 多胎による母体側のリスク:妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病をはじめとする合併症の発症
  • 多胎による胎児側のリスク:流早産、発育遅延や低出生体重児(2,500g未満)の出生、先天異常、新生児の死亡率の上昇、障害発症の可能性

多胎妊娠にともなう母子のリスクを回避するために、日本産科婦人科学会と日本生殖医学会は、学会員にむけて体外受精における移植胚数を原則1個にするように指示を出しました。これにより、体外受精における多胎妊娠の頻度は減少しています。

高度生殖医療におけるリスク

体外受精・顕微授精といった、体外で行う不妊治療をまとめて高度生殖医療と呼びますが、体外受精には卵巣過剰刺激症候群(OHSS)、麻酔の合併症、採卵時の卵巣周辺臓器(血管・腸管・膀胱など)損傷といったリスクの可能性があります。また、顕微授精においては低出生体重児の傾向があり、心臓や呼吸器に障害を持つリスク、自閉症や注意欠陥多動性障害のリスクが高いとする報告があがっています。その他、精子凍結に関しては、凍結させた精子を融解する際に精子の運動率が50~80%ほどダウンすることが分かっています。ただし、融解後は再度精子の精製を行い、活発な精子のみを集めて治療に用いています。今のところ、凍結保存をした精子を使って生まれた子どもに先天奇形や発育不良が多くなるといった報告はありません。

男性不妊治療におけるリスク

男性不妊治療「TESE」におけるリスクとして、創部痛、発熱、精巣上体炎、陰嚢内血腫などの合併症が考えられます。予想外の合併症が起きる可能性がゼロとは言えないため、専門クリニックにしっかりと相談をしましょう。不妊治療専門の医療機関で処方されるサプリメント(漢方薬やビタミン剤、ホルモン剤など)を用いた薬物療法の副作用やリスクについては、医師にご確認ください。(2019年2月現在)