精子を守る食べ物

不妊治療の予防やサポートに役立つ、男性の精子に良いとされる成分・食べ物についてまとめています。レシピも載せているので、ぜひ作ってみてくださいね。

男性不妊は食べ物で改善できる?

食べ物だけで男性不妊が治癒したというデータはありませんが、精子に良いとされる食材を積極的に取り入れることで、精子の酸化や運動率の低下といったトラブルを防げる可能性があります。

精子の質を高めるのに役立つとされる栄養素の1つが亜鉛で、牡蠣・牛もも肉・豚もも肉などに豊富。また、抗酸化作用を持つセレンやビタミンEも健康な精子づくりに好影響で、カツオやレバーをはじめとする魚介類・肉類に多く含まれています。

精子を酸化から守ってくれる食べ物

精子を酸化から守るセレン・ビタミンEを多く含むレシピをご紹介します。

カツオの竜田揚げ
カツオの竜田揚げ

カツオは、抗酸化物質であるセレンを多く含んでいます。

【材料】

  • カツオ(生食用):250g
  • しょう油:大さじ3
  • 酒:大さじ2
  • すりおろしニンニク:適量
  • すりおろしショウガ:適量
  • レモン:適量

【作り方】

  1. ひと口大に切ったカツオにしょう油・酒・ニンニク・ショウガをもみ込み、30分ほど置く。
  2. カツオの汁気を切り、片栗粉をまぶして180℃の油で揚げる。
  3. レモンを添えて完成。
かぼちゃの煮物
かぼちゃとツナの煮物

ツナとかぼちゃは抗酸化作用の高いビタミンEが豊富!

【材料】

  • かぼちゃ:150g
  • ツナ:缶詰1/2個分
  • しょう油:適量
  • 酒:適量
  • ハチミツ:適量
  • ゴマ:適量

【作り方】

  1. 食べやすい大きさにかぼちゃを切り、耐熱皿に並べてレンジで2分ほど加熱。
  2. 鍋にツナ・しょう油・酒・ハチミツを入れて煮立てる。
  3. 鍋にかぼちゃと水を少量入れ、味が染みわたったらゴマを振って完成。

精子の運動率に良い影響を与える食べ物

男性ホルモンであるテストステロンの生成に必要な、亜鉛を含むレシピをご紹介します。

レバーの炒め物
豚レバーのごま焼き

亜鉛たっぷり豚レバー&ごま。作り置きにピッタリ。

【材料】

  • 豚レバー:250g
  • ゴマ油:大さじ1
  • オイスターソース:小さじ1
  • めんつゆ:大さじ1
  • 炒りごま:適量

【作り方】

  1. フライパンを熱してゴマ油を引き、豚レバーを焼く。
  2. オイスターソースとめんつゆを加えて煮詰める。
  3. お皿に盛りつけて炒りごまをかけ、完成。
牛肉とピーマンの甘辛煮
牛肉とピーマンの甘辛炒め

亜鉛の多い牛肉を使った簡単レシピ。ビタミンCの豊富なピーマンと一緒に。

【材料】

  • 牛もも肉薄切り:150g
  • ピーマン:3~4個
  • タマネギ:1/2個
  • しょう油:大さじ2
  • 酒:大さじ2
  • みりん:大さじ1
  • 砂糖:大さじ1
  • 炒りごま:適量

【作り方】

  1. ピーマンは縦に割って太めの千切り、タマネギは薄切りにする。牛もも肉はひと口大に切る。
  2. フライパンを熱して油を引き、タマネギを炒める。
  3. 2に牛肉とピーマンを加えて炒め、火が通ったらしょう油・酒・みりん・砂糖を入れて水分を飛ばすようにさらに炒める。
  4. さらに盛りつけ、炒りごまをかけたら完成。

食事の見直しとともに不妊検査も検討を

食生活の改善は精子を守るのに役立ちますが、すでに精子が酸化していたり運動量が低下している場合、食べ物だけで男性不妊を改善するのは困難となります。

1度も検査を受けたことがない方は、専門医院でチェックしてもらうと良いでしょう。

男性不妊の検査・治療が充実している病院リストはこちら

不妊治療を行うことによって考えられるリスク

不妊治療の方法によっては、多胎を発生させてしまう可能性が高くなると言われています。

  • 多胎による母体側のリスク:妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病をはじめとする合併症の発症
  • 多胎による胎児側のリスク:流早産、発育遅延や低出生体重児(2,500g未満)の出生、先天異常、新生児の死亡率の上昇、障害発症の可能性

多胎妊娠にともなう母子のリスクを回避するために、日本産科婦人科学会と日本生殖医学会は、学会員にむけて体外受精における移植胚数を原則1個にするように指示を出しました。これにより、体外受精における多胎妊娠の頻度は減少しています。

高度生殖医療におけるリスク

体外受精・顕微授精といった、体外で行う不妊治療をまとめて高度生殖医療と呼びますが、体外受精には卵巣過剰刺激症候群(OHSS)、麻酔の合併症、採卵時の卵巣周辺臓器(血管・腸管・膀胱など)損傷といったリスクの可能性があります。また、顕微授精においては低出生体重児の傾向があり、心臓や呼吸器に障害を持つリスク、自閉症や注意欠陥多動性障害のリスクが高いとする報告があがっています。その他、精子凍結に関しては、凍結させた精子を融解する際に精子の運動率が50~80%ほどダウンすることが分かっています。ただし、融解後は再度精子の精製を行い、活発な精子のみを集めて治療に用いています。今のところ、凍結保存をした精子を使って生まれた子どもに先天奇形や発育不良が多くなるといった報告はありません。

男性不妊治療におけるリスク

男性不妊治療「TESE」におけるリスクとして、創部痛、発熱、精巣上体炎、陰嚢内血腫などの合併症が考えられます。予想外の合併症が起きる可能性がゼロとは言えないため、専門クリニックにしっかりと相談をしましょう。不妊治療専門の医療機関で処方されるサプリメント(漢方薬やビタミン剤、ホルモン剤など)を用いた薬物療法の副作用やリスクについては、医師にご確認ください。(2019年2月現在)